「文字を読むことができる」ということは、勉強・学習をするうえで必要不可欠なことであり
特に「知能学習」に関しては、”読むことができる”ことがスタートになります。
常識的なことですが、文字を読めなければ
「読書」等といった「知識教育の基礎」を始めることすらできません。
こういった、「言うまでもないこと」を意識することは
”大人ではない”人間を教育するうえで、非常に大切なことです。
「ひらがな」と「20までのすうじ」は、3歳までに「読める」ようになることが目標ですが
”早すぎる”ということはなく、マスターした後はその先の「カタカナ」と「漢字」
そして「書く」という次の段階に、どんどんステップアップしていきましょう。
結果的に、
「ひらがな」
「カタカナ」
「100までの数字」を、4歳までに”書ける”ことを目指しましょう。
このペースに関して、「少し早いのでは?」という意見もありそうですが
「小学校入学」までには”必ず”でて欲しいことであり、早いに越したことはありません。
直前になって焦るよりは、早めにマスターしてしまった方が親も子も楽です。
「形」から「文字」へと変わる認識
人間は、生まれる前から耳が聞こえているそうです。
そういったこともあり、まず最初に「聴覚」によって文字(の発音)を認識します。
文字を覚えるということは、「あいうえお」と聞こえるものを
「あいうえお」の形をしたものに「合致」させていく作業です。
そのため、最初は「あいうえお表」の文字を
”指差しながら”発音していくことが、最も単純で最も効率のいい教え方です。
「習慣」を作ってひたすら繰り返す!
そしてこれを「毎日」続けること、できれば「午前・午後」「朝・昼・晩」と
間隔を空けて、<習慣慣的に繰り返す>ことが大切です。
この<反復>は「記憶学習」の基礎であり、
「睡眠」によって「リセット」と「定着」を繰り返し、
定着が強くなってくることによって、忘れ(にくく)なくなります。
そして「、あいうえお表」といった「規則性」のあるものを
”間違いなく”認識でるようになったら、次は”ランダム”に読めることを目指します。
これは何?
これは何て読むの?
と「あ」の次に「い」でいものを指差してみることで、”規則性”から自由になります。
規則性とは恐ろしいものであり、
最初の段階では、「<あ>の次は<い>」と認識してしまっていることもあります。
「九九」は2×1、2×2とという順番で覚えますが
「テスト」や「日常」であっても、規則的に計算することはありません。
「ランダム」のものを回答できなければ意味がありません。
そうならないために、時々ランダムな「いじわる」をしてみることも有効です。
これを「単語」につなげ、「読書」にステップアップすることで劇的に識字能力が上がります。
とはいっても、
まず最初の段階では規則性を理解することが重要であり、
「ひらがな表」の導入と「発音遊び」からスタートしましょう。
ひらがなは世界一簡単な言語!?
「象形文字」や「くさび形文字」といったものを、
中学校の”歴史”の授業で習った記憶があるお母さんは多いと思います。
人が「伝える」ために作った文字の元祖であり、最初は「絵」や「絵に近いもの」によって
相手に何かを伝える、次の世代に記録を残すということがなされていました。
しかしながら、絵というのは”書くのがメンドクサイ”ものです。
それを簡単にするため、効率化のために変化し続け「文字」に至ります。
最終的に、
- ラテン文字
- アルファベッド
- 漢字
- ひらがな
・・・etc
と、何通りかに”着地”しています。
”ひらがな”は、現在日本でしか使われていませんが
おそらく「世界最高に効率化された文字」であると言えます。
英語であれば「ko」「koh」「co」「cho」と、
何通りもの表現・発問で表すものを、「か」の一文字で表し
発音のパターンは、ほぼ1つになります。(箸と橋の違い程度です。)
日常的に「漢字」と「ひらがな」を使い、
中学校から「英語」が必修になっている我々は
語学において、かなり洗練された環境にいると言えます。
そもそも、「識字率」が最も高い国の1つです。
その一方で日本人は英語が”使えない”と言われています。
「これだけ使いこなしているんだから、もういいじゃん」
なんていう感覚がある人が多いのかな~とも思います。
これを機会に、お母さんももう1度「英語」を勉強し直すこともおすすめです。