「人生」と「幼児期の学習習慣」の関係性は、とても高いものになります。
これから先長く続く人生にとって、「知識(知性)」はとても大切なものです。
言うまでもなく、当たり前の事実です。
もちろん、勉強は「受験」や「就職」のためにするためのものではありません。
しかしながら、それらに直結するものであり
”それら(学歴とか)”こそが、人生に直結していることも確かなことです。
そう考えた際には、幼児期という限られた時期は非常に貴重であり
「幸せな人生」を作るためには、ぜひ活かして欲しい時間なのです。
「頭がいいから幸せ」ではありません。
いい大学、いい会社に入ることが、そんなにいいことでもありません。
しかしながら、ただ1つ言えることは・・・
”頭がいい”ということは、人生において、あらゆる事態・環境において
<楽しく生きる>ということをするための、大きな武器になるものです。
言い方を変えれば、「頭が悪いとよくない状況になりがち(作りがち)」なのです。
目次
”知能”とは「人生」を<設計>するためのもの
もちろん、人生は「その時が楽しい」ということにも価値があります。
特に幼い時期の思い出は、何よりもかけがえのないものと言えます。
しかしながら、同時に将来に向けた準備のための最も大切な時期でもあります。
難しいかもしれませんが、「今」と「先」の「両立」が必要です。
なぜ勉強するべきなのか?という話に関しては、以下でまとめています。

ぜひ、ご一読を。
勉強”させる”のでは意味が半減してしまう
問題は、お母さん(お父さん)自体が
「今そんなにする必要がある?」
「楽しい時期に」
という場合や、また反対に
「今、勉強させなきゃ!」
「今のうちに、やれるだけ」
といった、両極端なケースです。
そもそも本来であれば、させる・させないと考えるべきものでもありません。
<しない>よりは、<する>方がいいに決まっています。
しかし、本当に大切なのは”自発的に”学習をすることです。
そたために、<そう仕向ける>ということが大切になります。
何よりも強い「習慣」を作る
幼児期というのは、遊びたい盛りであり・・・
と思いがちです。
一方で、同時に<何かを身に付ける>ということも快楽でもあります。
「勉強がつらいもの」というのは、”思い込み”である可能性も考えましょう。
子供は「知らなかったことを知る」ということが大好きです。
<学ぶ>ということに関して、まだ”勉強”という概念がありません。
勉強という概念が作られる前に、様々な知識を吸収させてあげることが大切なのです。
「学ぶことが好きになる」
「好奇心を抱きやすい感受性を養う」
この2つを、ぜひ意識して接して欲しいと思います。
そして、それを<習慣化>することこそが最終的な目的になります。
習慣とは、好き・嫌いではありません。
「寝る前に歯を磨く」
「ウンチをしたらお尻を拭く」(ちょっと違うかも?)
その行動を”当たり前”の状態にすることが、一番強い拘束力を生みます。
そうすることで、これから先の様々なシーンで”楽”になります。
例えば、
「テスト勉強」という概念ではなく、当たり前の習慣の延長に過ぎない状態になります。
習慣とは、無意識に行う自発的な行為です。
「歯を磨きなさい!」と言われなくても、当たり前のように磨くこと。
「勉強しなさい!」と言われなくても、当たり前のように机に向かうこと。
ただし、「歯磨き」に比べて「お勉強」を習慣化することは難易度が高いものです。
同じくらい簡単なら、誰も苦労はしません・・・
それだけ、学習習慣を身に付けることは難しいものなのです。
- 生まれながらに机に座ることが苦手
- 「得点」という指標が苦手
- 「競争」になったとたんにやる気をなくす
そういった”個性”を持っているケースもあります。
何より、幼児期特有の気難しさ(ご機嫌)に左右されるものでもあります。
簡単に”嫌い”になってしまうリスクがあるのです。
<操縦>が難しい時期ということを前提に、
- 機嫌が悪い時は学習から離す(機嫌がいい時の行動はいい思い出になる)
- 時間帯を調節する(長い時間ではなく短い時間で何回かに分ける)
- とにかく褒める(その都度目標を調整する)
こういった匙加減を、うまくやるしかありません。
「させた方がいい」ことに違いはない
「して欲しい」と「させるべき」というのは、ニュアンスがやや違いますが
基本的な方向性は同じでことあり、”どちらにしてもいいこと”と言えます。
子供の立場から考えた際には、「するべき」と言えます。
しかしながら、子供は”きっかけ”がないことには進めないことも多いものです。
あくまで、<教える>という考え方で十分です。
- 無理をさせないこと
- できないことに焦らないこと
何より、知識を身に付けさせることも<コミュニケーション>であり
子供の性格・嗜好といったものが、観察しやすいメリットもあります。
繰り返しになりますが、幼児期に学習習慣を身に付けるさせることは
「後で苦労しない」という、人生を生きやすくすることが目的なのです。
「今」だけでなく「先」を考えて、ペースを作っていきましょう。