「どうして、生きなければならないのだろう?」
と一度も考えたことのない人は、非常に幸運です。
あるいは、不幸なのでしょうか?
一方で、この疑問は
「生まれてから一度も考えたことがない人はいないのでは?」
とも、考えられるものでもあります。
本当に悩んでいる人にとっては、
「そんな人間はいない!いたらパッパラパーだ!!」
と、”怒り”を覚える方もいるかもしれません。
しかし、やはりそんな疑問が浮かばない人もいるらしいです。
”らしい”です。
どちらが、より幸せなのでしょうか?
一度でもこの疑問を思い浮かべたことのある人
そして、「それからずっと考えている」という人というのは
まさに”生きづらさの極致”とも言える、常に”なんとなく虚しい”状態だと思われます。
「もう、中二病ってレベルじゃない」
という方は、意外に多いのではないでしょうか?
目次
あなたの「虚無感」はどこから?
「生きる意味が分からない」
という感覚は、一般的に「虚無感」と呼ばれていますが
この虚無感を抱えることになった、そもそもの「理由」はなんでしょうか?
”生まれた時から”という方も、中にはいるかもしれれませんが・・・
そういった人というのは、後で挙げる「欠陥」を抱えていると言えます。
しかし、そうではない場合であれば
幼少期の「楽しかった記憶」が、1つくらいは必ず存在するはずです。
「今の状態」になるまでには、必ず過程が存在するはずなのです。
そして虚無感というのは、救いがあるもの・ないもので全く悩みの度合います。
まずは、「軽い虚無感」から考えていきます。
”大したことない”虚無感を抱えることになる理由としては、
- いじめにあった
- コンプレックスがある(消えない)
- 大切な人と別れた(いろいろな意味で)
- 壮絶な努力が報われなかった
こういったことが、一般的と思われます。
はっきり言えば、「よくある話」なのですが
「それならまあ、そうなっちゃうかもね」と思われることでもあります。
とは言え、やはり”そのきっかけ以前”までの時期である
- いじめにあう前
- コンプレックスに気付く前
- 大切な人との楽しい時間
- 努力の先にある理想像を考えていた時期
「その時」までは、”そうじゃなかった”はずです。
虚無感の芽生えが、”一瞬”にしても”徐々に”だとしても
抱えてしまったことに関して、理由があるケースというのは
その虚無感の解消も、実はそれほど難しくはないことも多いと言えます。
<新しい希望をに手に入れる>か<忘れる>か
「ある日」を境に、いつしか抱えてしまった虚無感というのものは
「それを超えるもの」を手にした瞬間に、開放されることが一般的です。
- いじめ・コンプレックスであれば「社会的な成功」
- フラれたのであれば「新たな出会い」
- 報われなかった努力は新たな目標
もし本気で解決したいのであれば、<頑張る>以外には何もないはずです。
大切なことは、「理由」と「解決法」を分析することだと思われます。
「かけがえのない人との死別」
「人生をかけてしまった努力」
こういったものは、確かに解消が難しいものです。
しかし、「廃人」のような状態ならないためにできることは
「新たな一歩」か「忘却」しかないはずなのです。
虚無感を持っている人というのは、基本的に無気力になります。
そのままの状態というのは、非常に危険です。
一刻も早く、脱出をはかる必要があります。
「病気」の可能性を否定しないこと
次に、「救われないかもしれない虚無感」について。
「生きる意味が、本当に・全く分からない」
という人は、もう一度「そうじゃなかった日」を思い出してみて欲しいと思います。
それでも、
「楽しかった日もあるけど、そんな人はもうこなそう」な人
「そんな人は、1日もないね」という人
そういった人というのは、「病気」だと考えるべきであり
実際に、”病気みたいなもん”であることも事実です。
なんだかやる気が出ない
何もする気にならない
という人は、「幸せホルモン」と呼ばれる「セロトニン」や
「ワクワク」を感じさせる「ドーパミン」の分泌が、基本的に少ないと思われます。
これらの物質は、「性格(情緒)」や「神経症」等にも密接関わっており
幼い頃から「神経質なくせに無気力」な人というのは、この傾向があります。
「医者に行けば治る」という病気ではありませんが、
ただただ、悩みを聞いてもらう(吐き出す)ということが
本当は存在するかもしれない原因を解き明かす鍵になることもあります。

実は自分の人生に”期待し過ぎている”のでは?
「もう、どうしようもない・・・」と悩んでいる人もいると思われますが、
「生きている」ということは、「死ねない理由」が必ずあるはずです。
実は、
「人生は、もしかしたら楽しいのでは?」
という期待を持っていのです。
もしかしたら、
「本当は自分の人生はもっと素晴らしいはずだ!」
という、期待が大きすぎることも。
そういった人は、とりあえず「少しでもやりたいこと」をして欲しいと思います。
目標とか、意味とか、そんなたいそうなことは考える必要はないはずです。
特別な人生を歩める人というのは、極めて少ないものです。
本来は、
「ただ、なんとなく楽しい」
という瞬間を、積み重ねることが大切なのです。
生きる意味が分からないメリット
生きる意味が分からない人が持つ、最大のアドバンテージは
やはり、「捨て身」になれることです。
どうでもいいなら、何でもできるじゃん!と考えてみましょう。
普通の人ができないこと、でも本当は誰でもしたことをしちゃえばいいのです。
- 会社をやめて漫画だけを読む日々
- 毎日好きなものしか食べない
- イチローに「キャッチボールしてください」と言いに行く
”楽しい”と感じること自体が、何より最高の処方性だと考えられます。
「いや、恥ずかしい」という人は、それは本物の虚無感ではありません。
また虚無感に悩んでいる時点で、「解決したい」という意志があるはずであり
働きかけをしている(このブログを読んだり)ということは、”最悪”ではありません。
何より、生きていること。
これらは、希望(期待)を持っている証拠です。
非常に偉そうなことをつらつらと述べてきましたが、
やはり「目標とか意味とか別に必要ないよね。」と考えることが大切です。
ないかもしれないものを、あるはずと思うから苦しいのです。
「人生は生きる価値がある」
という格言に対して、
「そんなことあるか?」
という疑問を、持ちながら楽しむことをおすすめします。