定期的に・度々話題になる、子育てに欠かせない内容であり
最近になり再熱している問題に、”いつから保育施設”があります。
幼稚園は年少から入れるべきか、年中から入れるべきか
「3年保育」と「2年保育」ではどちらがいいのか
というお話。
それに加えて・・・
「幼稚園に行きたがらない」という困っちゃうお話
これは、小学校入学後の「登校拒否」と重なる面・異なる面があり
早い段階での対処が必要なケースもあります。
「少子化」のわりに、「待機児童」が問題になる昨今
お子様を持つ家庭においては、一度は考えておくべき内容です。
目次
そこまで深刻に考える意味のないこと
3歳で幼稚園に入れるか、4歳で幼稚園に入れるか・・・
正直言って、これはどっちでもいいことです。
元も子もないですね・・・
でも大した違いがないことは、実際に分かっていることなんです。
- 愛情面での影響
- 情緒面の成長
- コミュニケーション能力の構築
「それほど影響はない」とされています。
注意すべきなのは、”例外”のみです。
はじめは行きたくないと泣いていた子や、なかなか馴染めなかった子でも
「いつの間にか楽しみになっている」ということは、珍しいことではありません。
問題は、
- いつまでもずっと通園を拒否する
- 通園が非常に苦痛
- 抑うつ状態が続く
- 帰宅後に暴力的になる
といったケースであり、実際には非常に稀です。
よく言われる、
「愛情面の希薄さを感じてしまうのでは?」
ということは、全く心配する必要はありません。
”家にいる時より元気”というのは、よくあることです。
お母さんが「不安」だから話題になるもの
年少からなのか、年中からなのかは、親の事情で決めてしまっていいと思います。
定期的に話題になりますが、結局は親の事情で決められることが多いはずです。
経済的な面や、通勤の面など非常に現実的な要素から
”何となく”のタイミングを決めることであり、
みんな、自分達(親自身)が不安だから度々話題に登るのだと思います。
子供が楽しい時間を過ごす、という本来の目的を忘れてはなりません。
「人間社会」への第一歩となることは間違いない
そもそも、「幼稚園に入れるべき適切なタイミング」なんてあるのでしょうか?
幼稚園・保育園は、”義務教育ではない”のです。
”みんなが行っているから”行く、行かせるのが当然と考えているに過ぎません。
そしてこれもまた、大切なことです。
世の中そういうものです。
このサイトでは何度も述べていますが、幼稚園は勉強を学ぶところではありません。
「コミュニケーション能力」と呼ばれる「何となくの協調性」を育む場所です。
小学校に上がる前に、こういった施設で過ごすことは確かに意義はあります。
”日本ならでは”の懸念事項はある
「和」というと、聞こえがいいものですが
日本人というのは、こういった内輪の関係を非常に大切にします。
年少がいい(早い)か?それとも年中(遅い)か?という
本質的なものは、その部分だと思います。
日本で生きる人間にとって、非常に重要な要素です。
結局は、年中から入園する子のお母さんが最も心配していることは
「できてしまった友達の輪」に入ることができるかどうか、ということだと思います。
これはエスカレーター式・組のいる学校に高校・大学から入ることと似ています。
確かに子供は2,3歳ですでに「派閥」の概念を持っています。
しかしながら、年中から入る子というのもたくさんいるのです。
年少からいる子とも、仲良くできることが理想ですが
駄目だったら、年中からの子と仲良くすればいいのです。
小学校に上がったら上がったで、また新しい出会いがあります。
もちろん「友達を大切にする」ことは、当たり前に大切なことであり
その基礎と作るのが、様々な幼児施設の役割であることには違いありません。
どうしても行きたがらない場合はどうする?
幼稚園の段階では、非常に稀なことだと思いますが
どうしても、幼稚園に通うのを嫌がるお子さんもいるようです。
極論で言えば、行かなくてもいい場所です。
しかし、「コミュニケーション能力」というのは
いずれは身につけなければならないものであり、
最も相応しい時期を逃してしまうのは、とてももったいないことです。
なぜそんなに行きたくないのか、その理由を解決する必要があります。
そもそもなぜ行きたくないのか?
登園を拒否する典型的な例として、
- お母さん(おうち)が恋しい
- 人見知り
- いやな先生、同級生がいる
最も解決が簡単な問題は「3」です。
早い段階で、幼稚園を変えましょう。
最も単純で、ベストな解決法です。
本来は楽しめるはずの時期を逃すこと、また情緒的なマイナスになりかねません。
「1」に関して、
- 「どうせ帰って来るんだよ」ということを言い聞かせる
- 少しの間、お母さんも幼稚園に滞在できるよう交渉する
- 毎日幼稚園の内容を教えてもう「聞きたい」「楽しんで欲しい」ことを伝える
といった解決法しかありません。
これはもう「焚きつける」以外に方法がありません。
「2」に関して、
幼稚園以外に、触れ合えるサークルに参加し
コミュニケーションが難しいことではない、と学ばせたり
仲のいい親戚のお子さんと、同じ幼稚園に通わせるましょう。
また、少ないながらも仲のよい友達がいれば
幼稚園の外でも一緒に遊ばせてもらい、幼稚園に対する抵抗を無くすこともも有効です。
通園することによる、不安・憂鬱を超える”楽しみ”を見つけてあげる必要があります。
基本的なコミュ力は自宅で鍛える
4歳前後のこの時期というのは、幼稚園よりもまだまだ家庭での過ごし方が重要な時期です。
コミュニケーションの基礎は、親から学ぶものです。
毎日幼稚園のお話を聞く(報告させる)こと
そして「それは楽しかったね」と、ある意味で<洗脳>することも大切です。
楽しいことを、楽しいと認識させてあげるのです。
そういった意味では、なるべく早い入園がいい気もしますが
お子さんの成熟具合や個性と相談し、また家庭の事情で決めて問題ありません。